市川会計事務所だより 令和5年4月20日発行号
平成35年05月30日発行号
子どものしつけは「かりてきたねこ」でといわれます。「か」感情的にならない。「り」理由を話す。「て」手短に済ませる。「き」キャラクター(性格や人格)に触れない。「た」他人と比較しない。「ね」根に持たない。「こ」個別に伝える。人生訓ともいえそうな「かりてきたねこ」。自分のためにも覚えておきたいですね。
【今月のマメ知識:【相続は総合的に判断する必要が】】
今回は夫婦と子どもが2人の4人家族だった場合の相続について考えてみましょう。 夫婦の一方が亡くなり、残された配偶者と子どもが相続をしました。これを「1次相続」といいます。その後、残された配偶者も亡くなり、子どもが相続をしました。これを「2次相続」といいます。肝心なことは、1次相続での財産の分け方しだいで、1次と2次の合計の相続税額が数百万円も変わってくる場合があるということです。 例えば遺産が1億6000万円だったとして、次のパターンで計算してみました。 (1)1次相続:残された配偶者が8000万円・子が4000万円ずつ/2次相続:子が4000万円ずつ (2)1次相続:残された配偶者が全額の1億6000万円/2次相続:子が8000万円ずつ それぞれの合計相続税額は(1)1330万円、(2)2140万円となり810万円の差が出ます。では(1)の方法が良いのかといえば、必ずしもそうとはいえず、遺産の内容や家族状況によってさまざまなので総合的に判断することが大切です。
4月3日は「いんげん豆の日」。いんげん豆を中国から伝えた隠元禅師が、1673年4月3日に亡くなったことにちなんで記念日とされました。その名を冠した「いんげん豆」は江戸時代の初期、隠元禅師が1654年に日本へ渡った際に持参したとされ、精進料理である普茶(ふちゃ)料理の食材として広く普及させたといわれています。カルシウム、鉄、亜鉛、カリウムなどのミネラル類や食物繊維まで、体調を整えるのに必要な栄養素をバランスよく含んでいるとか。春から夏にかけて出荷量も増えるいんげん豆。隠元禅師の偉業に思いをはせつつ味わってみませんか。